10のステップ

第1ステップ

悩みの開示と共感
自分の悩みを伝え、又、集談会で大勢の悩みを聞いて、悩んでいるのは自分だけではない。そのことを知るのは大変に有効な悩みの解決の糸口です。その程度を自分なりに分かるようアンケートをお渡しいたします。集談会終了時までに、又は、次回の来会時に提出して頂けませんか。

 

 

第2ステップ

森田理論の入門講座の受講
集談会3回目以降に「一日或いは二日間森田療法入門講座」の学習を受けて頂きたいと思います。これで森田療法のアウトラインを知ることができます。この講座は3-5名程度で行いたいと考えていますので、少し待って頂くことがあります。ご了承下さい。

 

 

第3ステップ

森田療法の実践開始(初期) 

概略森田療法の基本構造や実践方法が理解できたかなと言う段階ですが、森田療法の実践を開始して頂きます。実践初期段階用のダイアリー用紙を用意しています。森田療法の実践をこれで行って貰いたいと思います。最初は上手くできないかも知れません。この段階で横浜第2集談会幹事による、日記指導あるいは面談などを状況に応じて併用することも考慮します。

 

第4ステップ

横二版『分かりやすい森田療法』の学習

もう既に何回か一部は集談会で学習済みかと思います。未学習部分は、問題集と自習で行って頂きたいと思います。このテキストの学習をまずは終えて頂きたいと思います。まず読んでみたいと思われる方は声を掛けて下さい。テキストを差し上げます。別紙に「森田療法に関する自己診断テスト」を用意しています。自分で森田療法の理解度をチェックできます。

 

第5ステップ

基準型学習会の受講 
この段階で発見会への入会と基準型学習会(発見会で設定している標準の集団学習会)の受講をお薦めします。この学習会により森田療法の実践要領が完全に理解できると考えています。


第6ステップ

実践の進捗チェック-A 
別に作成した「自己診断チェックダイアリー」により、日常的に森田療法の実践度を自分なりにチェックして行えるようにして、自分の悩みと向き合うようにして貰います。そのためのチェック用ダイアリーです。自分で実践要領を理解してどの程度上手く行っているか分かるように作成しています。上手く行かない時には、幹事等に相談して下さい。


第7ステップ

実践の進捗チェック-B(症状別)
ある段階から、症状のタイプ別に分けて更にきめ細かい実践を行えるように考えました。基本は同じでも症状により「恐怖突入」などのやり方は多少異なります。分けるタイプは「不安」「対人」「強迫」「適応障害」「適応障害」「その他一般」となります。同様の「自己診断チェックダイアリー」で行いますが、更に程度をアップしてタイプ別に特に恐怖突入の内容を高めて実践を行って貰います。


第8ステップ

運営への参加
集談会は皆様が運営しないと成り立ちません。ここからは運営に参加して貰いたいのです。参加を強要する訳ではありませんが、「助力者原理」と言われているように、これも立派な森田療法の実践の一つで有って、実は最も自分のためでもあるのです。可能でしたら運営にも力を注いで頂き且つ、実践を建設的に行って頂きたいのです。

 


 第9ステップ

体験発表 
この辺りでは相当に症状も緩和されていると考えています。集談会でご自分の今までの経過と現状を報告する、体験発表をして貰いたいと考えます。場合に依ってはその原稿を発見誌に掲載するようにされると良いと思います。このような自己開示は症状の改善にとても効果的だと言われています。


第10ステップ

建設的な生き方の実践
症状の克服もさることながら、なすべきをなす。のみで無く、もっと建設的な生き方の実践に進んで貰いたいと考えています。その第1は後輩の話を聞く事です。ここまで来ると悩みはそれほど感じなくなっていると思います。他人の悩みに関わることは自分の悩みを問題にしなくなる建設的な生き方そのものです。

 

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以上の10段階ステップを終了した時点で、ほとんどの症状や悩みを克服していると思います。

1ステップが1カ月ではありません。終了までに15-20カ月を想定しています。どうか最後までやり遂げて頂き、悩みの克服に繋げて頂きたいと思います。如何でしょう。この10ステップやってみませんか?