メンタルヘルス>>心の病一覧>>広汎性発達障害

精神遅滞障害
知能程度によって分類、何らかの脳障害であって心の病ではない。

軽度精神遅滞障害 先天性代謝異常や染色体異常、脳の奇形等が原因となって日常生活や社会生活への適応が困難になっている状態を言います。知能指数に応じて軽度ー最重度に分類します。軽度はIQ50-60で小学生程度。社会生活に充分適応できます。 原因となる病気により障害や後遺症を最小限に食い止める事が出来ます。初期の場合食事療法やホルモン置換法等により、進行を防ぐ事が出来ます。 
中程度精神遅滞障害 IQ45-55程度の場合
重度精神遅滞障害 IQ20-45程度の場合
最重度精神障害 IQ20-25以下の場合

自閉症

脳障害であることがわかっており、心の病ではない。

自閉症

社会性、行動等が年令相応に発達しない状態。

一つの事に異常に関心が高く良く覚える。

有効な薬剤、治療法は確立されていません。しかしスキンシップを深め常に話し掛けをする事が有効と考えられている。
高機能自閉症

両者は同じと考えてよい。知能、言語の発達はほぼ普通。

但し、会話はぎこちない。

 アスペルガー症候群

人格障害

人格が著しく偏る事に拠って社会生活に何らかの破錠をきたす障害のことをいいます。しかし此れを精神疾患とするかどうかには議論があり、又この障害者には余り自覚が無い場合が多いのが特徴です。

分裂質人格障害 妄想性人格障害

猜疑心と敏感性が非常に強い。

従って他人に対する不信論争好き頑固自負心が強いのが特徴。

はっきりとした治療法はまだ確立されていません。しかし状況に応じて、精神療法により社会に適応可能な考え方や行動に導くといった方法や抗不安薬、精神刺激薬などの薬物療法を用いることもある
分裂病質人格障害

自閉的で孤独になりがち。感情も表さない。

異性を含めて「人」に余り興味が無い。

分裂病方人格障害

他人は理解できない存在であり、皆と旨く交流できない。

境界性と似ているが、より統合失調に近い。

 情緒性人格障害 反社会性人格障害  良心の呵責を感じなく冷静に凶悪犯罪を行える。犯罪者に多い障害。
境界性人格障害

神経症と統合失調症との境界型。

衝動的で感情の起伏が激しくそのため対人関係が不安定。

演技性人格障害

常に周りの人の関心を自分中心にしないと気がすまない性格。

底は浅く、旨く行かないと感情を爆発させる

自己愛性人格障害

ナルシストの事です。その原因は母親の過保護と父親の不在です。常に自分は特別に優れていると思って居るので対人的に問題を起こしやすい。

恐怖性人格障害 回避性人格障害

他人から拒絶批判を恐れ恥をかく事に非常に敏感です。

引篭もりに成りやすい人格障害です。

依存性人格障害

甘えの強い性格です。

大切な事も自分で決められず他人の判断に任せます。並外れて従順です。

強迫性人格障害 秩序、ルール、完全主義に囚われすぎて柔軟性や効率性が無い性格です。

学習障害

学習障害とは全体的には知能の遅れは無いものの、聞く:読む:書く:話す:といった特定の能力に対して困難を示す障害の事です。

読字障害 言葉を認識する能力が期待されるレベルより著しく低い場合をいいます。 この症状の原因はまだはっきり判っていません。しかし治療法として、教育を中心としたリハビリを行います。此れを続ける事により脳内の神経系ネットワークが広がってゆき、徐々に能力が高まって行きます。 
算数障害 算数能力が期待されるレベルより著しく低い場合を言います。
書字表出障害 書字能力が期待されるレベルより著しく低い場合を言います。
吃音症(どもり) 語音が反復されたり、詰まったりするなどの特徴があります。慢性化すると治すのが難しくなるので、早期の治療が望ましい。圧倒的に男の子に多い障害のようです。あまり「吃音」を嫌うと「対人障害」等の「神経症」に発展するので注意が必要。

 

コミュニケーション障害

脳や視聴覚器官などに異常がないものの言語能力が年令相応に達していない障害をいいます。

音韻障害 年令相応の発音が出来ないという特徴が有ります。又、話し方が幼く、オーム返しなどの症状もあります。 治療は主に言語療法が用いられます。又、精神的治療がなされる場合も有ります。しかし家族などが無理に発音矯正をすると逆効果となり精神的悪影響を及ぼす場合があるので注意が必要です。 
表出性言語障害 年令相応の話す能力が無いという特徴があります。しかし言葉などの理解は出来ており、身振りなどで意思表示する事は可能です。
受容ー表出性言語障害 年令相応の話す能力と言葉を理解する能力に欠如が見られるのが特徴です。自分の名前を呼ばれても反応が薄いため難聴と勘違いする場合もあるため注意が必要です。
吃音症(どもり) 語音が反復されたり、詰まったりするなどの特徴があります。慢性化すると治すのが難しくなるので、早期の治療が望ましい。圧倒的に男の子に多い障害のようです。あまり「吃音」を嫌うと「対人障害」等の「神経症」に発展するので注意が必要。