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その他の障害

動物恐怖 ヘビ、蜘蛛、コキブリ、ムカデなどといった動物や昆虫に対して恐怖を感じ、動悸、震え、眩暈といったパニック発作を起す事もある恐怖症です。原因は子供の頃の体験と言った、分かっている場合も有りますが、はっきりしない場合が多いです。 薬物療法や精神療法があります。薬には抗不安薬、抗うつ薬、β遮断薬などを使います。精神療法には暴露反応行動療法、集団療法が有ります。その他、呼吸法やリラキザーション法を取り入れる事も有ります。
外傷後ストレス障害(PTSD) 過去の強い事故、火災、自然災害など様々な心的外傷体験(トラウマ)を持っています。恐怖体験を思い出して、動悸、頻脈、発汗を引き起こしたり、日常的に無感動、無関心、睡眠障害を持っていることもあります。 精神療法と薬物療法が有ります。精神療法には支持的精神療法、リラキゼーション法、認知療法、暴露療法、睡眠療法、集団療法、家族療法などが有ります。薬物療法は、抗うつ薬、抗てんかん薬、鎮静剤、催眠薬などが有ります。
 拒食症(摂食障害) 根本に「やせたい」と言う強烈な願望が有ると言われます。栄養失調、無月経、貧血、低血圧、低体温などの症状が現れて来ます。其れでも本人は太っていると言い張り、更に痩せ様とするのが特徴です。若い女性に圧倒的に多いです。  両者とも状態に拠っては入院が必要で、行動療法と合わせた治療法が取られる事が多いです。他にも精神療法や薬物療法が用いられます。
過食症(摂食障害) 過食症は「やせたい願望」の裏返し或いは「ストレス」などが原因と言われます。急に暴食をする「過食発作」が特徴的です。しかし太くなりたくない欲求を持っている事が多いため、暴食後、口に手を入れて吐こうとしたり、自然に嘔吐する場合が多いです。若い女性に圧倒的に多いです。

心気的神経症

これは当集談会の造語です。病名一覧には無いのですが(一部有るのも含む)、現実に居ります。それでこの名前で掲載する事にしました。医師の検査でも何処も悪く無いのに症状を訴えるのをこう呼ぶ事にしました。生活の発見会で言う、普通神経症に相当します

不眠症 うつや統合失調症に拠る不眠とは違います。何処にも異常は無いのに本人が「眠れない」と訴える症状を言います。目覚めても睡眠感が取れていない感じを訴えます。本当に測定すると眠れているケースがほとんでですが、あくまで眠れないと訴えます まず本人が検査結果を医師からキチンと聞いて、生理的には何の問題も無い事を自覚しておく事が大切です。その後、薬物療法と精神療法(認知行動療法や森田療法)を組み合わせた治療が効果が上がるとされます。
胃腸不全感 何時も胃や腸の様々な症状を訴えますが、どんな検査をしても異常が認められないケースです。本人は何時も胃腸薬を持参しています。
頭痛 やはり医師のどんな検査でも異常が無いのに、本人が様々なタイプの頭痛を訴えるケースです。本人は何時も頭痛薬を持参しています。
疼痛性障害 どんな検査をしても異常が認められず。顔、関節、手、足、腹部、胸部などの様々な部位に一つ以上の疼痛と呼ばれるズキズキした痛みが起こります。
心気性神経症

軽い「うつ」状態。或いは「心配性」が少し強くて、色々な事に心配して「不安」を起こす。このような多少の体の変調を「何とかしたい」と強く思い。神経症と同じような、不安、緊張、冷や汗、落ち込む等の症状が出る。医師から「神経症」と診断されないケースに対して不信感を持つ場合が多い。

この程度は本来「心の病」では無いのですが、本人が嫌がる為、「神経症」の症状を作り出している。その事に気が付けば、嘘のように治る事がある。