うつ病への対応

森田療法は元々「行動療法」の範疇にはいる方法ですので、基本的には「うつ」には向かないとされていました。しかし、最近はその考え方が変わって次の様に対応しています。

 

1.「うつ」が治癒の段階に入って社会復帰訓練が必要な時

2.新型「うつ」と診断され、少しは、作業をした方が良いと言われた場合。

3.「抑うつ神経症」と診断され、慢性化している場合。

4.以上のケースの場合は、集談会で

 (1)同じように病名は違っても「心の病」の人に迎えられて、居場所として

 (2)集談会の運営に携わる事で、適度な業務をこなす。これに依って仕事が出来る事の確認が可能に成る。

 


5.1年半程前に「慢性的に「うつ」を再発する人が見えました。最初に「うつ」と言われてから、15年経過したそうです。その間「治癒」「再発」を繰り返していたそうです。その方は森田療法を勉強して、「自分は落ち込みやすい性格なのだ」と言うことを自分に言い聞かせて、「受け入れる」ことですっかり気分が落ち着いたそうです。初めて集談会に見えたから半年で「私はもう楽になりました。再発する事はないでしょう」と言われました。受け入れることでこのような「うつ」が治るのだ。と我々もびっくりしました。

「うつ」は受け入れる事治るケースもありそうです。